お伊勢参り一人旅②【外宮(豊受大神宮)】

松下社を出て、車で20分ほどで外宮に到着。1月の土曜日ということもあり、人が多いだろうなと思いましたが、入り口にはあまり人はおらず。なんとなく雲が多くなってきたけど、お日様も顔出していました。

お伊勢参りは、外宮が先で内宮が後という慣わしがあり、どちらか片方だけお参りする「片参り」は避けるべきと言われています。

14時前に外宮に到着

今回は、「御垣内参拝(みかきうちさんぱい)」をするため、正装して出向きました。御垣内参拝とは、伊勢神宮の特別参拝の一つで、正宮の垣根の内側の聖域に入って参拝をすることです。

外宮のこの鳥居をくぐれば、一気にご神域に入ったと分かる澄んだ空気を感じます。約一年ぶりのお参りにワクワクしながら、そして今年もここにこれた喜びを、砂利を踏む音とともに感じながら本殿へ向かいます。

外宮

外宮は、正式には豊受大神宮とお呼びし、豊受大神がお祀りされています。豊受大神は内宮の天照大神のお食事を司る神様であり、衣食住、産業の守り神とも言われています。

そもそも「伊勢神宮」とは、伊勢地域にある、正宮、別宮、摂社、末社、所管社125社の総称です。正宮とは、有名な内宮、外宮のことで、別宮とは正宮に次ぐ格式のお社で14社あります。今回のお参りでは、正宮と別宮全てお参りする予定を組みました。外宮には、正宮のほかに、別宮の「多賀宮」「土宮」「風宮」もあります。

外宮正宮 御垣内参拝は、御幌(みとばり)という白い布の内側に入って参拝します

御垣内参拝をするには、正装でなければ入れません。「神様の少しでも近くでお参りがしたい」という気持ちではなく、「正式にご挨拶をさせていただく覚悟で参拝している」という意思であります。本殿内に足を踏み入れる時の緊張感は、まさにその覚悟の表れと感じます。

御垣内参拝は、当日申し込みも可能で初穂料2000円~で参拝できます。しかし、正装を求められるので「ついでに」という気持ちでは入れないわけですね。

別宮「多賀宮」豊受大神様の荒魂がお祀りされています

正宮参拝の後は、別宮の多賀宮、土宮、風宮にもお参りさせていただき、外宮参拝を終えたところで、雨がパラパラと降りだしました。予報では晴れだったのに…

本来であれば、外宮から徒歩で月夜見宮に行こうと思っていましたが、雨が降り出したので、車で移動しようと乗り込んだ途端に、雨足が強くなりずぶ濡れにならずに済みました。

月夜見宮へは車なら3分と近いので、車で移動しようとしたら、道を間違ってしまって月夜見宮から離れてしまいました。なんとなく直感で、このまま瀧原宮へ行こう!と決めて、予定変更。月夜見宮は、翌日早朝にお参りしようと決めました。

次は、お伊勢参り一人旅【瀧原宮】です。

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