お伊勢参り一人旅⑦【神明神社~熱田神宮(最終回)】

神明神社

うなぎ丼で胃も幸せになって、向かうは鳥羽市相差町にある神明神社へ。伊雑宮から車で30分くらい東に向かいます。雲一つない晴天となった二日目。紀伊半島東側から眺める太平洋の水平線は、九州北部に住む私には新鮮な景色です。キュートなビジュアルの相棒(レンタカー)とも、もう少しでお別れです…

神明神社に向かうパールロードからの太平洋の眺め 二日間の相棒ともあと少しでお別れ

神明神社は、「石神さん」という女性の願いならひとつだけ叶えてくれるというお宮が有名です。石神さんは、玉依姫命が御祭神ですが、本殿は、天照大神のほか、たくさんの神々様をお祀りされています。とても賑やかな神社です。

こんなにたくさんの神様が祀られています 出雲系の神様のお名前もあります
神明神社本殿は明るくにぎやかな印象です

どうして少し遠くてもこの神社にお参りしたのかと言いますと、実は数年前にお参りをした時に、女性の願いならひとつだけ叶えてくれる石神さんにあるお願いをしました。それが気づけば叶っていたので、そのお礼をお伝えに来ました。

女性の願いなら一つ叶えてくれるという石神さん 玉依姫さまが御祭神です
とても分かりやすい神様の説明看板もありました

石神さんのお隣には、赤い鳥居が並ぶお稲荷様もあります。御祭神は、ウカノミタマノカミ様です。さらにその先には、「山の神」と書かれたお社もありましたが、パンフレットにも御祭神は書いておらず…大山祇命(オオヤマツミノミコト)様かな?と思いながら、お参りさせていただき神明神社を後にしました。

伊勢を後にし、最後の「熱田神宮」へ

神明神社のお礼参りを終え、伊勢を後にします。時間は、13時半頃です。ここから熱田神宮までは、車で高速で約2時間半。16時にギリギリ間に合うか!?の時間ではありますが、もし間に合わなくても、二度目のお参りとなる熱田神宮を楽しみに向かいます。

熱田神宮へは16時過ぎに到着 この日は出店もでており夕方でも、たくさんの方が参拝されていました

たった一泊二日の旅ではありましたが、随分長い時間滞在していたような感じです。そしてひとりだったはずですが、ひとりではなかったような不思議な感覚。今回、ひとりで出向こうと決めた理由は、自分と向き合うこと、神様と向き合うことに集中するためでした。それほど、この一年は、私にとって自分の思考や、能力を明らかに超えてくる出来事が多くありました。

そんな一年を過ごし、出た結論は「考えすぎず神に委ね、自分らしく行動する」ということです。

ここ数年間の私は、他人様から見れば「どうしたの?大丈夫?」と言われる状況だったかもしれません。収入も、人脈も途絶え、徹底的に自分と向き合う時間でした。

目の前の状況に不安なることもありました。人の感情に共感しすぎて振り回されることもありました。私の人生を自ら否定する時期もありました。しかし、それらを他人様や社会や環境にぶつけるのではなく、自分の中で消化し、次に繋げるためにはどうすればいいのか?を考えた日々でした。

その流れで、神様の導きをいただけた一年であったと思います。その感謝の気持ちを伝えられたことが、私にとっては幸せであり、次に進む勇気となりました。

熱田神宮本殿 「熱田神宮にもお寄りください」という声を聞き寄らせていただきました

なかなか名古屋へは来ないので、熱田神宮をお参りすることで「名古屋に来たな~」と思えました。最後の熱田神宮は、唯一の観光気分でお参りすることができました。

境内にある力強い大楠さん ライトアップされてイケメンです

帰りの飛行機の時間を迫っているので、名残惜しみながら熱田神宮を後にし、2日間相棒であったキュートな黄色い軽自動車ともいよいよお別れです。

最後に、福岡~名古屋間の飛行機が、どちちらもプロペラ機で、低い高度で飛行したので、九州から名古屋までの西日本を地図を見るかのような感覚で飛行機から眺めていました。

自然を神格化し、神をこれだけ近い存在として崇められる素晴らしい国に住む日本人が、安心安全に住まう土地となり、世の中となることを心から願いました。

その中で、四国上空を通過中に「もしやあれは石鎚山!?」という場所を見つけたので、写真に納めましたのでシェアいたします。

愛媛県の石鎚山頭頂が見えました

ここまでお読みいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。読んでいただいた皆様が、心穏やかに健やかに、そして自分らしく毎日をお過ごしになられますことを心よりお祈り申し上げます。

お伊勢参り一人旅ブログ【完】ポジティブめぐ

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